問題の中の人間たち

皆さんこんにちは!副教室長です。🐟教室内のエアコンをついに2つ稼働させ始めました。最近は夕方もかなり日が落ちるのが早くなり、一段と冷え込みが厳しくなりましたからね…雪国出身でも意外と東京の寒さにはかなわないものです。(鍛錬が足りないとか言わないでくださいね😅)現代技術万歳🙌

さて、昨日もたくさんの生徒さんが巡回指導に励んでくれている中、毎日頑張っている生徒さんからこんな不満を頂きました。「この問題の中の人たちは、どうしてみんな時計の時刻を合わせられないんでしょうね」いつも黙々と解いているので、よっぽど理不尽だったのかと見せてもらった問題がこちら。「はるおくんは自分の時計が10分遅れていると思っているのですが、本当は7分進んでいます。はなこさんは自分の時計が15分進んでいると思っているのですが、本当は4分遅れています。2人はそれぞれ自分の考えを信じて約束した時間に向かいました。」うーーんこれは確かに文句も言いたくなるような問題です😂100歩譲ってはるおくんのパターンは、遅刻しないように時計が早く設定されている人もいるのでまだわからなくもないですが(そもそも遅れていると思っているなら時刻調整をすべきなのでは?という疑問は一旦飲み込んでおきましょう)、問題ははなこさんです。一番タチの悪いパターンではないでしょうか…そんな2人が現実世界で待ち合せたらどうなるでしょう。もうはるおさんは待たされて大激怒、はなこさんは自分の時計通りに来たんだから仕方ないでしょとこれまた憤慨、約束どころではないでしょうね。

算数・数学の問題が現実に置き換えると理不尽な問題ばかりというのは私も感じたことは何度もあります。不意に動き出す点P、お弁当を必ず忘れるたかし、自転車で追い越す兄、どれだけ頑張っても仕事効率の上がらないBさんなど、あげたらきりがありません(笑)でも、いつからか「あ、彼らは私たちが問題を解くために様々なアクションを起こしてくれるエンターテイナーなんだ」と思うようになりました。それからは、例えどれだけ点Pが動こうと、たかしがお弁当を忘れようと、「全く仕方ないなあ」と達観して問題が解けるようになりました😂今回苦しめられたその子も、今はまだ不満もあるかもしれませんがいずれは許せる日が来ますように…✨頑張ってください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

人の温もり

次の記事

長い夜