微妙な意味の違い

皆さんこんにちは!副教室長です。🐟今日は昨日に増して寒さが際立つ気がします🥶たまらず、しまいかけていたマフラーを引っ張り出してしまいました。雨もぽつぽつと降っていますね。これは2つの高気圧がぶつかって風が発生している影響らしいです。確かに天気図を見てみると、高気圧がしっかり覆っており、関東付近がちょうど別の高気圧との境目になっていました。さらに下の方には前線を伴った低気圧まで。ここ最近まじまじと天気図を見ることが無かったので、何だか新鮮な気持ちでした😃明日以降は穏やかな気候になってくれることを祈ります。

さて、昨日もいつものように巡回指導をしていたのですが、ある生徒さんに「そんな勉強を『おざなり』にしちゃだめだよ」といったところ、「それを言うなら『なおざり』ですよ!変な言葉~」と返事が。でも『おざなり』も『なおざり』も実在する言葉には違いありません。では、何が違うのか?『NHK放送文化研究所』によると、2つとも基本的には「いい加減な対応」という意味。ただ、『おざなり』は「いい加減だが何らかの対応はする」こと、『なおざり』は「多くの場合何もしない」ことという違いがあるのだそう。言われてみれば確かにそうかもしれない…また語源に関しても記述がありました。まず『おざなり』は、「御座(敷)の形(なり)」を縮めたもので、19世紀初めには使われ始めていますが、宴会の席(御座敷)などで表面的に形ばかりを取り繕った言動のことを指したものと推測されているらしいです。一方『なおざり』はもう少し歴史の古いことばで、10世紀には使用例が見られます。これにはいくつか説があるのですが、その1つに「なほ(直・猶)+さり(去)」というものがあります。「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「去り」は「遠ざける」という意味なので、ここから想像すると「なおざり」は「何もしないで距離を置いておく(放っておく)」というのが出発点だったのかもしれません。こうしてみると、似たようで全く違う言葉ですね😲このような事例は英語でも有名なものがありますね。”a few”と”few”です。”a few”は「少ないけど少しは『ある』」、”few”は「少ない、少ししか『ない』」のように、「ある」か「ない」かで使い方が変わってきます。日本語も英語も、こうした言葉に含まれる微妙なニュアンスの違いをうまくくみ取って成立していくものです。こういうちょっとした違いも、『なおざり』にも『おざなり』にもしてはいけませんね😂

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